感覚教具


モンテッソーリ教育には
感覚教育という分野が
あります

感覚を洗練させ
数学的頭脳を
育てていきます

たとえば
ピンクタワー

大きさの異なる
10個の立方体から
成ります

色や形は同じで
大きさだけが違います

一番小さい立方体が
1㎝×1㎝×1㎝
1㎝ずつ大きくなり
一番大きい立方体は
10㎝×10㎝×10㎝

これをバラバラにして
大きい順に積んでいきます

一番小さい立方体は
指先でつまむくらい
一番大きい立方体は
両手で抱えるくらいです

コドモは
手で持つことで
大きさを体感します

そして
少しずつの大きさの違いを
識別して
積んでいきます

これは数学的に見ると
10㎝³の体積は1㎝³の1000倍である
ということを体感しています

最後に
「大きい」「小さい」
という概念を知らせます


こんなによく考え抜かれた教具なので
コドモにやらせたい!
と思いますが
実は感覚教具は
概念を教えるためのものではなく
今までのごちゃごちゃの感覚を
整理するためのものです

だから
教具をする以前に
様々なものに触れ
大きさや重さ、感触など
ごちゃごちゃの印象があることが
大切です

その体験があってこそ
感覚教具に触れたときに
今までのごちゃごちゃの印象が整理され
すっと心に入ってくるのです


コドモを賢く育てたいなら
いきなり知識をあたえるのではなく
回り道のようですが
自然のなかで
いろいろな感覚を使って
たくさん遊ぶことが
大切です


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