「ぞうさん」に込められた深い意味


ぞうさん 
ぞうさん
おはながながいのね

そうよ
かあさんも
ながいのよ

(まど・みちお)




みなさんご存知
童謡「ぞうさん」
の詩です

ワタシも
保育園のコドモや
我が子に
何度となく
歌ってきました


この歌に込められた
深い意味も知らずに…


ぞうさんの鼻が長い
お母さんの鼻も長い

見たままを歌っているように
みえます


しかし
象のように
鼻が長い動物は
他にいません

動物のなかでは
異質なものと言えます


この詩が発表された
1950年代の日本は
異質なものに対する
排他的な空気がありました

この「ぞうさん」では
鼻が長い、という
異質なものを
マイナスと受けとるのではなく
ありのままの個性として
ゆったりと受けとめています

しかもこのゾウは
いかにも嬉しそうに
『そうよ、母さんも長いのよ』
と答えます

大好きなお母さんと
同じであることを
誇りに思っています

小さいコドモって
お母さんと同じであることを
喜びます

お母さんと同じ服
お母さんと同じカバン
お母さんと同じ髪型

良いところばかりでなく
一見欠点に見えることでも
親からもらった個性だと思って
大切にしてくれたら嬉しいですね


ワタシもコドモが
「ワタシって足が太いね」
って言ったら
「そうよ、母さんも太いのよ」
って言ってみよう!(笑)

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