モンテッソーリのワードのなかに
秩序の敏感期
というのがあります
敏感期についてはコチラ↓
わかります?
秩序の敏感期…
「秩序」ってどういう意味でしょう?
ちつ‐じょ【秩序】
1 物事を行う場合の正しい順序・筋道。「秩序を立てて考える」
2 その社会・集団などが、望ましい状態を保つための順序やきまり。「学校の秩序を乱す」
(コトバンク)
ふーん…
そして
「秩序の敏感期」とは
順序・場所・所有・習慣などがいつも同じであることにこだわる時期
コドモにとっては
世の中を生きていく羅針盤を作り上げる時期
なんとなくわかるようでわからなくて
ずっとモヤモヤしてました
でも昨日
「マンガでやさしくわかる
モンテッソーリ教育」
を読んでいてひらめいたんです!
秩序=コドモの内面に基準を作り上げること
秩序とはつまり
生きていくうえでの暗黙のルール
なのでは?
ワタシたちが生きているなかで
意識はしていないんだけど
守っている暗黙のルールって
たくさんありますよね
例えば
家のなかの暗黙のルール
ごはんを食べて
テレビを見て
お風呂に入って
寝る
だいたいの時間や流れって決まってませんか?
お風呂に入る順番とか
ごはんの準備や片付けの役割分担とか
なんとなくあうんの呼吸でやりますよね
よそのうちに泊まったら
いつお風呂に入ったらいいのか
ごはんのとき何を手伝えばいいのか
何時ごろ寝るのか
迷ったりしませんか?
~保育園でのエピソード~
こどもの日の行事で
みんなでヤクルトを飲みました
3歳の男の子がなかなか飲まずに
「今、ヤクルト飲んでいいの?!」
って聞くんです
どういうことかと思って
お母さんに尋ねると
「うちではいつもお風呂上がりにヤクルトを飲むんです」
とのこと
その子のなかでは
「ヤクルトはお風呂上がりに飲むもの」
だったんですね(笑)
また
椅子は座るもの
コップはお茶を飲むもの
傘は雨のときさすもの
などの概念も
暗黙のルールですよね
(3歳児健診だったかな?でやりますね)
なので秩序感のないあかちゃんは
椅子を倒したり
机の上に登ったり
コップを頭の上にのせてみたりします
まだ
これは○○するもの
という概念がないのです
また
文化的な慣習もそうですね
玄関で靴を脱ぐ
畳の部屋では座布団を敷いて座る
敷いた布団はたたむ
(あ、うち敷きっぱなしでした…汗)
などの慣習は日本人なら当たり前ですが
外国の方は教えないとわかりません
ワタシたちは
たくさんの暗黙のルールのなかで
生きています
しかし
コドモは
まだそのルールを身につけていません
「秩序の敏感期」にいるコドモたちは
暗黙のルールを学んでいる最中なのです
だから
これがルールだと学んだものが
次のときに違ったりすれば
混乱して泣きわめくのでしょう
ワタシたちも
見知らぬ国に行って
見よう見まねで
これがこの国の挨拶だと思ったものが
次の日違うものになっていたら
混乱しますよね
「秩序の敏感期」とは
生きていくうえで必要な暗黙のルールを学ぶ時期
だから
なるべく
同じ順番
同じ時間
同じ場所…
であることが大切なのです
あ、これはワタシの結論ですが
勝手な解釈かも知れないので
ご参考程度に…笑
コドモノミカタワタシノミカタ
子育てをがんばるアナタノミカタ
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